毎月更新のはずが、6月中盤になっている
でも5月はほとんどなにもなかったし…まあいいか!
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コミティア152に行ってきました
描いた絵が看板になってました。
こんなにありがたいことはないですね…
前回に引き続き今回もまんがの新刊はなしでした。
既刊のみの参加だとさすがに寂しいので、代わりに石に絵を描いたやつを持っていきました。
人工物の代わりに自然物を提出する……逆タヌキ?
以前に和歌山某所で拾ってきた石にアクリルガッシュで絵を描いてみました。
一番手前の青い寝袋の子がお気に入りです。
筆を動かしているときは無心になれてよかったです。
うーん、たのしい、禅だな……禅……
じぶんは幼少期からグッズ収集癖というか、もっと広く、物体全般に対する関心があんまりなかった(その代わりゲームソフトとか漫画とかの「情報を食う」系が好きだった)んだけど、さいきんは物体である、ということがとみに嬉しくなってきていています。
物体の中でも、質量があるものがいい。だからこその石。やっぱり中までぎっしりと詰まっていて、そういうものに対する安心感がどんどん増えている。なぜ?人生が空虚に思えるから?存在の耐えられない軽さ、っちゅうわけですか?あるいは重くなりすぎるなんらかに対するカウンターウェイトのようなものを求めているのかもしれない。どっちでもいいけど、いまはボウリング場にいってあのツヤツヤした石を転がしたいし、できることなら、できることならカーリングだってやりたいさ……海洋堂だってキャラクターフィギュアとかも石で作って欲しい
それで、作ったやつなのですが20分くらいでぜんぶ売り切れてしまいました。
みんなが石好きで嬉しいね。次はもっといっぱい持っていこうと思います。
幸い実家がものすごい山奥なので、今度は近所の川で拾った石でやります。
※河原・海岸の石は管理・所有されているものがほとんどです
ちゃんと拾ってよいものか行政機関に確認をとりましょう
今年のコミティアはなんとなく4回ぜんぶ出ようと思うので、次は9月ですね。
ふだんの生活がなんにもなさすぎるので、コミティアの話ばっかりになっている
もし会場に来られる方がいたら、よろしくお願いします。
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★問題★
みなさんはわかりましたか?
というか、この姿を見た瞬間、これがチンアナゴと、受け入れられましたか?
じぶんは5秒くらいなんなのかよくわかりませんでした。
サンゴかなんかだと思った。
(※正確にはチンアナゴは斑点のもので、オレンジのやつはニシキアナゴらしいです)
見れば見るほど 無理がある 味わい深い形をしている
うーん、愛おしい……
普通、チンアナゴというと もっと間延びしたヒモみたいな形を想像しますよね。
今回こいつはクマノミ、マンボウ、マグロの三体によって生まれたスペースを埋めるため、このような常軌を逸した形として存在することになりました。
こういうパズルには、他の完全な存在が作り出したいびつな空間を埋め合わせるため、自らの肉体を勇敢に変形させる存在がいます。
彼らは「橋なる者(Bridger)」と呼ばれます。
私がそう呼ぶことに決めました。
このチンアナゴはとても優秀なBridgerですね。
このタコもなかなか独特の脚の形をしていますね。
かなりクリオネも頑張ってます。
対照的に、タツノオトシゴはとてもきれいな、完璧に近い形をしています。
このように、他の影響をあまり受けることなく、完全な形として存在している存在、
すなわち、パズルの設計をする際、Bridgerに先行して形が決まっている存在があります。
彼らを「橋なる者」と対比して、「島なる者(Islander)」と呼びます。
こうしたパズルの作成方法は
①起点となるIslanderを作成②Islanderにつながる存在(準Islander)を作成③余った空間を調整してくれるBridgerを作成
というような感じで進行するはずです。たぶん。
木枠から取り出してこうやって並べてみるとかなり差がありますね。
表にしてみると…
こう。異論は認めます。
上の3つはかなりクオリティが高い形状をしているように見えます。
まさしくIslanderですね。
反面、クリオネはなんかけっこう歪んでたり、イカは長い脚が左右非対称だったり、無理してくれています。それにしても、やはりBridegerたちはチンアナゴを除いてどれも軟体動物で構成されています。これはすごい!!!自分がそうなるように分類しただけの話なんですが…こういう論文を書くとめちゃくちゃ怒られます
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●良かったもの(の一部)
『サブスタンス』
すごかったです。まだ5月だけど、たぶん今年ベスト。
エンタメ映画として観てもひじょうに完成度が高いんですが、根底にあるテーマの切実さを考慮すると、ここまで高いレベルで作品に昇華できていることに唸るしかできないです。
ただ…めちゃくちゃグロい。いわゆるボディホラーという肉体の変質を描くホラーSFで……自分は映画ならジャンル問わずわりとなんでも大好き!なのですが、スプラッタとかはけっこう苦手寄り………痛そうなのダメ……そういうわけで真(まこと)のシネフィルを名乗れない後ろめたさがあるのですが、どうなんでしょう。フィルムという媒体にはセックスとグロテスクこそ表現の本質って圧力が働いてる気がしません?いや、それはどちらかと言うと生物世界の本質か……
ともかく、鑑賞中はなんでお金払ってこんなもの観なきゃいけないんだよ……というのが正直な気持ちで、あーいやだいやだもう、わかったわかった、帰りたくて仕方がない、やだよ~、あ~けど、面白いなー、いや、面白いでいいのか…?でもすごいことは確かだ……ちゃんと最後まで観よう……観た……最後までグロかった……帰りにモスバーガー食べようとおもったけどやめとこ……そういう場合じゃないだろ……でも面白かったな……みんなも観てください。もう6月になっちゃったけど…
自分はフィクションというのはなんだかんだで作り手のクリティカルな問題意識が製作動機に張り付いている(かつ、娯楽化されているもの)であればあるほど好きなので、これは大好物でした。映画っていちばんすごいメディアだな(任意のメディアについて良いものを観た直後に言っている)。おすすめです。でもグロいよ。
長くなったので今回はこれだけで。
あとはdeltaruneもすごかったです。もはや言うまでもなく感はありますが。
それではまた7月
テヤッ!!!!!!!!!!!!!!!!!