2026/02/28

空港で過ごそう(2026/2)





 

ブログ書き始めてちょうど1年です。 わーい

 

正直、更新自体はそれなりにめんどくさいんですが、このめんどくさい行為がめんどくささ故に大事なはず。たぶん……宮崎駿もそんなこと言ってたし……

 

あんまりアクセス数が多いわけでもないし、別に何書いてもバレないだろ、みたいな気持ちで、今後もやっていきます。本当は全世界に公開されているのにね。じっさい炎上リスクなどはこういうところから地味に溜まっていったりするので、気をつけつつものんびりやっていきます。

 

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■コミティア155 

行ってきました。

今回は『ルーメンワーム』という約40pのネーム本を出しました。

ジャンルでいうところの架空国家戦時BL風味SFです。

いつもと違うことをやるぞ~の気持ちで描いたのでまあまあ困惑するような内容な気がします。自分でも困惑してる部分はあるし、そもそも今回も5日くらいででっちあげたので単純にブラッシュアップが不足してる。まあ自分としては楽しく描けたので、この経験もなんかに活かせたらいいですね…… 

 

石に絵を描くやつもまた持っていきました。今回はねぶくろフェア。



受け止めてくれた方々、差し入れをくれた方々、ありがとうございました。

次回も参加するつもりですが、それで一旦ひとくぎりという事にすると思います。たぶん。 

  

 

 

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コミティア帰り、 空港で一泊しました。

 

いつもは夜行バスで大阪-東京間を往復してますが、今回はもうへとへとだったので帰りだけ飛行機を予約することに。ささやかな贅沢……。

しかし何も考えず、めちゃくちゃ早朝の便(空港行きの始発電車でも間に合わない)を取ってしまったので、前日から空港で一泊することになりました。ギャー

いちおう出発ロビー近くにカプセルホテルがあったりするんですが、まあまあいいお値段するので、あきらめてそのへんのベンチで寝ることに。

……と思ったんだけど、せっかく夜の空港にいるんだし、ひととおり散歩するのも悪くないな、と思い、ウロウロしてました。 

 

 

 

ターミナル同士の連絡バスから。

写真だと伝わりきらないけど、巨大な「Terminal3」の文字が、極秘施設みたいでかっこいい。 

 

 

好きなんですよね、空港。

ふだんから飛行機に乗らないのに、空港に行ってぶらぶら歩いて、うどんとか食べて帰ることもあるくらいには好き。

なんで好きかというと、変な空間だからだと思う。

 

トラベル用品と土産物が渾然一体になったカオスな売店の雰囲気とか、通常店舗とはメニューが違う飲食店とか、海外の観光客向けのジャパンカルチャーショップとか。あと無駄としか思えないくらいの広すぎる空間とか、SIMカード売り場とか、外貨両替機とか、外から眺めるVIPラウンジとか、やや古びたパブリックアートとか。いいですよね。

 

空港はゆったりとした空間として作られている。 バス停や駅などよりも搭乗までの待ち時間が長いから長時間滞在することを前提としてるし、小さな街のような華やかさもある。

 

その一方で、なにかと緊張感を高める要因も多い。

 

手荷物検査とか金属探知ゲートとかはもちろん、予約していた便を逃すと一本後に振り替えられないというのも怖い。結局のところ搭乗ゲートにはどれくらい早く到達しておけばいいんですか?1時間前?機内にハサミ持ち込むと犯罪者になる。見知らぬ人に手渡されたぬいぐるみにはコカインがたっぷり入っている。奇妙な外来性の病原体が漂っているかもしれない。なんといっても飛行機は墜落する可能性がある。統計学的な確率とは無関係に、飛行機は飛んでいること自体が不思議だから、むしろ墜落のほうが理にかなっているように思える。 

 

まあ本当は飛行機は飛んでないんですけどね。我々がふだん飛んでるように見える飛行機には人は乗ってません。あれは全部ホログラム映像。金属探知ゲートだと思って乗客がくぐっているあれは人体を分子レベルで解析したのち破壊する装置で、行き先の空港の到着ゲートで同じように人体が分子レベルで再構成されているので移動した気になっているだけです。




 

 そう、あの日空中で食べたヒレカツサンドさえも……

 

  

空港には罪と死の予感が空気中に散布されたみたいに、うっすらと漂っている。本当はそれは特別なことではなく、たとえば地下鉄の駅とか、公衆浴場とか、回転寿司店とか、どこでも同じことなんだけど。だけど空港という場所はやっぱり特別に、そうした不安の濃度が高い気がする。

象徴的な意味でも物理的な意味でも、天国に近い場所。もちろん天国が空にあるとすればの話だけど。 


なんか空港が好きという話ではなくなっている気がする。

でもそういう変なところ含めて好きということなんですよね。

 

おわり 

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●よかったもの(の一部)のコーナー 

いつも長くなりすぎるので手短に!!

 

・『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』

前作も大好きなんですが、今作はまたリニューアルという感じの良さでしたね。

作中の舞台が三重県なのも嬉しかった。関西の人間なので。

シナリオの強度がパワーアップしてたりとかシステムの目新しさとか……色々な面から語ることは出来ますが、まあ本作の一番の魅力は、何と言ってもキャラクターとそのセリフの質感が唯一無二で素晴らしい、ということに尽きますね。変わらない味を出してくれて嬉しかったです。自分はアヴィとキルケが好きです。

 

 

・『もじるひと』

SFマガジンで連載されている宮崎夏次系作品を単行本にまとめたもの。 

掲載誌のカラーを無意識に反映しているのか、著者の作品群の中でもかなりロジカルな感じがあって楽しかったです。本当はぜんぶロジカルなんですけどね。短いページの中で説明ゼリフに頼らずに話を立ち上げるのが巧すぎる……



・『ゴールデンファントム』

『カオスゲーム』の山嵜大輝さんのアフタヌーン新連載です。

四季賞以前からずっとファンです。写実もデフォルメも描けちゃうとんでもない絵のパワーと、かつこの大風呂敷を広げられる想像力、ほんとうに敬服します。楽しみですね。


 

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ではまた来月

 

 

 

 

ごまだんご